権現の踊り子 など
2007年7月12日みとしーのMT部部長がバージョンを上げて軽くしてくださったので久々に読んだものの話でも。
いやー軽い。みなさまもコメント動作、お試しくださると幸いです。

んでまずは町田康の短編集。
短編をあまり楽しめない私なのですが、町田康の場合に限っては短編のほうが気持ちいいようです。
はっきりしたストーリーと結果をしめさず、ぽかーんと終わらせてしまって余韻で笑ってしまうかんじ。
歌詞を書く人であり、楽曲を作る人であり、この人の文章は説明的でなくて紙に色を塗り重ねていくようなところがすてきです。
いつもながらの言葉遊びも絶好調で、くどくどくどくど堂々巡りをする主人公の弱々しいつぶやきのなかにぞっとするような凶暴さがちらちらして。
笑いながらすかっとしてしまうのでした。
※画像はamazon.co.jpより引用
『サウスバウンド』
秋に映画化される小説。
おもしろかったですよーこれ。もう、ほんわか。おとうさんと息子のなんともいえないあたたかでちょっと乱暴な家族愛のような。
おとうさんはもと左翼の活動家でちょっと普通人としては逝っちゃってるような人で、まぁはらはらさせられるわけですが、その息子は近寄ったり離れたりしながら小学生から中学生になってゆく。
映画が楽しみです。後半の舞台が南国なのもなんだか開放的ですてき。
※画像はamazon.co.jpより引用
『犯人に告ぐ』
いきなりですが、私とは相性悪かったですねーこれ。
説明が細かくて多すぎて行間がないタイプの小説。
たとえば、警視庁xx課xx部xxグループ(?)みたいな名前も、きっと実際に沿っていて、できるだけ現実感をもたせようってことなのでしょうけども。
私にとってはそれは「軽視調」でも「刑死超」でもべつにいいみたいで。
登場人物の服装などもものすごく描写が細かくて、それは後で何か関係あるのだろうとおもうとそうでもなく。
たぶん、生理的に小説を書いているときに見えていることを全部かかないわけにいかない人なんじゃないかしら。なんて。
でもベストセラーらしいですね。これ。
合わなかったなぁー。
wowowで先行公開された同作の映画のほうは面白かったです。
Posted by michi
